前線に関して

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近頃は前線についての認識が全体的に曖昧なような気がするので、いくつか説明を致します。
具体的には、前線の押し上げと前線の維持についての話をしますので、この記事を読んだ後は是非意識してみてください。

前線の押し上げと前線の維持の目的を明確化しましょう。


前線の押し上げ、維持共に「より有利な位置で戦う」為に行います。
有利な位置で戦えないのであれば、そこに前線を築くメリットは少なく、その場で前線を維持する必要は殆どありません。


MAGにおいて、前線が上がるタイミングと言うのは常に2つしかありません。


要するに、敵を殲滅しながら前線を上げる、敵を殲滅してから前線を上げるの2つです。
最も素早く前線が上がるのは、言うまでも無く最初のアタックで敵を殲滅しつつ、そのまま前に上がるパターンですね。
敵を殲滅してから前に出ると言うのは時間が掛かってしまう為、推奨されません。
理想的な前線の上げ方は、敵の数を減らしつつ、前線を上げれる状態になった時点で即座に前に出る事ですね。
大事なのは前線を押し上げられるタイミングを見逃さない事と、自分でタイミングを作ろうとする意思です。

注意したいのは、敵の数を減らす事、殲滅する事に意識を傾けすぎると、前線を上げるタイミングが無くなってしまう事です。
この注意点を疎かにすると、チュンチュン野郎やキル厨等と言われてしまいます。
どこかに書いたと思いますが、僕の基準で言えばチュンチュン野郎は芋スナと同レベルなので、前に出るタイミングは逃さないようにしましょう。

前線を上げる時、重要になる能力について説明します。


前線を上げる際、最も必要な能力は味方全員の殲滅力です。
殲滅力と言うのはトータルのキル能力も大事ですが、団結力や状況作りと言うのが非常に重要になります。

キル能力に関してですが、あくまでもその場に居る味方全員のキル能力の総合値が問われる物であり、個人のキル能力ではありません。
仮にその場に全プレイヤー中最強の人が居たとしても、総合力で負けていたら前線を押し上げる事が出来ないと言う事です。
必要無い訳ではありませんが、キル能力、団結力、状況作りの3つの要素の中で言えば、最も重要度の低い要素と言えます。

団結力と言うのは蘇生やアシストも含みますが、いかに味方が有利に戦えるようにするかと言う事です。
例えば毒ガスを撒いたり、別の場所から攻めて敵の目を引き付けたり、味方の死角をカバーしたり、そう言った事が大事と言う訳です。
キルが出来ても団結力が無いチームは、言ってみれば烏合の衆なので恐れる事はありません。
アシストはあまり重要視されていませんが、アシストをした=他の味方が敵を倒したと言う事なので、味方のキル能力を向上させたと言えます。
アシストの価値はキルと同価値だと言う事を忘れないようにしてください。
団結力が弱いと言う事は、各自が自分の戦績に固執しているチームだと言う事でもあります。

状況作りと言うのは個人のプレイに関しても、チームのプレイに関しても、最も重要な要素と言えます。
例えば敵にトドメを刺して蘇生をさせないようにしたり、APCを破壊して敵の数を減らしたり、そう言った事ですね。
要するに、予め次の状況に備えて敵を殲滅しやすい状況を作っておく事が重要となります。
戦力が拮抗している相手、戦力的に上回っている相手でも、予め殲滅しやすい状況を作っておく事によって突破できる可能性も出てきます。
逆に言えば、状況作りが甘いと格下の敵にも勝てないと言う事にもなりかねません。

キル能力、団結力、状況作りと言う3点を総合したものが殲滅力なので、その3点のバランスが高次元であるほど殲滅力が高いと言う事になります。
どれか1つの要素が突出して優れていたとしても、他の要素が疎かになっていたら総合的な殲滅力は低くなってしまうので、この3点をいかにして高めるかと言う事を考えていかなくてはいけません。


前線を築く場所は「距離」が有利であり、守りやすい「場所」である事を考える必要があります。


攻撃時は攻撃目標により近い位置、防衛時は防衛目標からより遠い位置が有利な距離です。
守りやすい場所と言うのは、敵がより攻め辛くなる場所です。
尚、攻め辛いと言っても、マップの構造上攻め辛い、人数的に攻め辛い、精神的に攻め辛いと言うようにいくつもの条件がある事を忘れてはいけません。

基本的に攻撃時に前線を維持する場面と言うのは目標を確保した後か、前線を押しきれなくなった時なので詳細は割愛します。
防衛時は前線を維持しなくては勝てないので、決して疎かにできない要素です。
そこで、防衛時の前線維持に関しての話しを進めようと思います。

基本的に防衛時は目標から遠く、敵が攻め辛い場所に前線を築けば良いと言う事になります。
ここで覚えて頂きたいのは、距離の方が重要度が高く、場所は距離よりも優先度が低いと言う事ですね。
どんなに敵が攻め辛い場所であったとしても、目標から間近だったとしたら非常に不利な状況であると言えます。
逆に目標から離れていれば、敵にとって攻めやすい場所であったとしても有利な状況であると言えます。

攻防共に言える事ですが、敵に対してリスキルをする場合、前線が距離的に最も有利な位置に築かれ、且つ敵にとっては非常に攻め辛い状況を作りだす事が出来ます。
最も有利な状況で戦えると言う事なので、積極的にリスキルを狙っていくようにしてください。

前線を維持する場合、時間を稼げるかどうかが重要となります。


時間を稼ぐと言う事が前線を維持すると言う事です。
チームの生存時間=前線が残っている時間なので、前線を維持している時はなるべく死なないように気をつける必要もあります。
また、より長い時間を稼ぐ為、一旦前線を下げたり、クレイモア等を活用する事も有効ですね。
威嚇して隠れてしまうのも有効です。
その場でキルをする事だけが前線維持ではないので、そこだけは忘れないようにしてください。
逆に言えば、時間さえ稼げれば0キルでも前線の維持が出来ると言う事です。


だいたいこんな感じでしょうか。
少し長くなってしまいましたが、前線の概要について理解して頂けたと思います。
これを理解した上で、じゃあ素早く前線を上げるにはどうすれば良いのか、前線を長く維持するにはどうすれば良いのかと言うのを考えて、より高次元のプレイを目指していって下さい。